ueichiの雑記帖Ⅱ

サッカーを通して様々な人と関わる毎日をつれづれなるままに・・・

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安曇野指導者研修会にて

 先週は安曇野の指導者研修会にお招きいただき、実技の紹介をしながら最近考えていることをお話しさせていただく機会をいただきました。企業秘密的なものもあるしちょっと悩んだんですが一応包み隠さず、筆者が取り組んできたことを発表させていただきました。
 トレーニングを紹介するにあたって自分でもこの20余年の活動をを改めて咀嚼することができ、何より熱い指導者の皆さんとの交流でもう一度「育成」ということを考えす機会となりとても良い1日となりました。
《紹介内容抜粋》
〇トレーニングの基本的な考え方(20年前と変わっていない)
 ①間接視野向上(首を振らずに広く見る)(ドイツの最新のトレーニング機器TVで見たことある?大きい鳥かごみたいなやつ)フットボーナウト、へリックス
 ②動きながらのボールコントロール(理想はトップスピードでのコントロール→怪我が心配でもある)
 ③身体能力の向上(弱いながらも取り組まないと)
 ④練習メニューはなるべくシンプルに、実戦で起こる回数の多い部分を切り取り反復練習
 ⑤トレーニングの切り替えなどは全員揃うまで待たない。間に合わなければ損をする。
 ⑥説明は最小限に。理解できなければ損をする。

〇この期間は
 ①ボールコントロール、ボディーコントロールの基本としてのドリブル見直し(ドリブルはファーストタッチの連続)
 ②ヘディングの改善(特に女子選手のヘディング強化)
 ③球際の激しさ(雑でも良いから強く激しく)→サポートの距離感の意識(放っておくと間延びする)

・年間を通して基本トレーニング重視、時期(状況)により基本メニューからクローズアップして集中的に取り組むメニューが変わる。
・対戦相手に対応するための特別な対策はほとんど行わない。
・1年の中で大きな目標とする試合でどんなサッカーをしたいか~逆算して今何をするか。(全国大会、北信越大会、県大会、地区大会)
・選手にはプロを目指せと言う一方で、ほぼ確実にプロには成れないとも言っている。一番大切なのは人としての成長を促すこと。

〇チーム戦術について 
システム論は面白いが システムありきではうまくいかない。ただしシステムの絶対的な相性があるのも事実であると思う
ポゼッションとは?  ロングボールは悪か?  勝敗へのこだわりは?

・相手の強烈な攻撃を避けるためだけにボールキープに徹した時期もある→ボールを保持していれば点は取られない(クライフのコメントのひとつだけど、理解を間違うと不毛な支配になるなのかも?)
・ロングボールも技術と戦術眼があれば面白い(正しい)が、試合中いつも頭の上をボールが通過しているようでは育成年代ではMFのトレーニングにならない また、近代サッカーでは当たり前のSBの攻撃参加の機会も少なくなる。ロングボールだけではやはり時代遅れだろう。
・ポゼッションを上げるためチームとしてのパスの本数を増やすとミス(奪われる回数)が増える。それなら意図的に相手にボールを持たせて(あるいは失うことを苦にせずに打ち込み)相手のミスを誘う方が現実的と考えるチームもある。そういうチームにはロングボール多用は正しい選択となる。しかし当面の間ポゼッションサッカーが世界の主流としいて続いて行くのは明確。我々もそれを目指すべき。
・サッカーが勝敗を競う競技である限り勝負には拘らなければならない。しかし、育成年代では大抵グランドに出た場面で積み上げてきた質の優劣は決している。最後まで粘り強く戦うことは必要だが、足りない部分を認める潔さが必要だと考えている。育成年代では悪い勝ち、良い負けがある。

〇上松中学校は
身体能力にものを言わせて蹴りこんで走り、あるいは徹底的に跳ね返し勝負にこだわっていた時代からその時々の世界の流行を参考にしながら徐々にスタイルを変えて来ました。
世界の傾向はポゼッション偏重から少し動きが出てきた様に見えます。 スペイン型→ドイツ型
まだ当分はポゼッションサッカーをベースとした傾向は続くと思うのですが、今後どうなるのでしょうか?
いずれにしても育成年代で身につけるべきものとして、視野、技術、ボディーバランスは大切です。

〇最近の代表戦
オリンピック予選  vsイラク、相手監督はコンパクトにするよう指示していた。私はこちらの方が好み。
育成年代は内容重視で良いと思う。

同じく決勝戦、
システムの変更がゲームの流れに影響したのでは
442対4231は相性悪い、サイドで数的優位をつくられる、ブロックの隙間に侵入されてつながれる
後半選手交代に伴い433に変更?アサノ投入時に再び442に戻したと言っていたが?実際は4123(41221)に
なっていたように見えた。拮抗した力の選手同士だと4231は、3トップにサイドバックの頭を抑えられると相性が悪い。
それにしても、日本選手は平均的に球際に弱いのは誰が見ても明白。今のままでは本線は苦戦するでしょう。

〇ロングパスとショートパスについて
40mを1本のパスでつなぐのか10mずつ4本でつなぐのか
2人が1本で通すより、5人が関わって10mのパスを4本つなげる。一人一人が止めて蹴るまでの時間を早くして40m先へのボールの到達時間を同等に近づけることができれば、各中継点で次の選択肢が増えるメリットもある。
よくサッカー解説が「ショートパスで寄せておいて一気に逆サイドに振ればチャンス」と言っているが速い球を正確に蹴る技術のある選手と強い球を止める技術のある選手がいるのか?という疑問(特に女子サッカー=高校生以下の男子にも同じ傾向があるのでは)弱者はこれしか出来ないということもあるが、ショートパスを数多くつなぐ作業には大きな意味がある。
なお、有効なショートパスを数多くつなげるためには、パスの技術より味方のポジショニング(距離と角度)がポイントとなるのでは?

〇DFラインを押し上げることについて
オフサイドを取ることが目的ではない。コンパクトにしてセカンドボールを拾う確率を上げるため。
最後まで徹底してやらないとポゼッションができなくなる。我が日本代表はすぐにビビッて引いてしまうからつまらない。

〇勝敗について
ゴールの確率や、勝ち負けの確率を我々がコントロールすることは困難 という前提
・どんなにボールを保持していても負けることも多々ある
・完ぺきに崩しても得点できないことが多々ある
・偶然相手のミスに付け込んで得点できることが多々ある(得点の多くが相手のミスにつけ込んでいる)
・味方のミスで失点することが多々ある(失点の多くはミスがらみ)
・相手のミスを期待して蹴り込み続けても得点できないことが多々ある
・だから努力しても無駄かと言えば、そうではない。運は努力にくっついてくる確率は高いと思う方が幸せ。

何回かそれなりに勝ってみたけど、うれしいのはその時だけ。勝ち進んだ経験と、そのために努力した経験だけが選手の財産となる。目に見える劇的なメリットはあまり多くはない。意外と虚しさを感じる。自分は執着しなくなった。

〇フットサルについて
攻守は切り替えでは遅い。連動ある攻めと守りは同時進行でなければならずこの部分ではサッカーより進んでいると思う。
近代サッカーは一人一人の1回のボールタッチ時間が短くなっている。一人のテクニシャンが長い時間ボールをもってパスを出すような時代ではない。
トップ選手のフィジカルが極限に近くなっていると言われる中で、世界のトップは考えるスピードを上げる方向に進んでいる。
サッカーの局面はフットサル的になってくると感じている。

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